9月14日に日本の南海上にある熱帯低気圧が台風14号(ナンマドル)にかわったと気象庁が発表。
9月16日午前には中心付近の最大風速が45m/sに達しており、台風14号は非常に強い勢力となっています。
台風14号(ナンマドル)の予想進路や強さ
画像出典:tenki.jp
台風14号は今後も北西に進んでいくと見られ、3連休中の18日(土)〜19日(日)には九州にかなり近くなる恐れがあります。
また台風14号は動きが非常に遅いことから長時間に渡り暴風雨の見込みとなっており、丸一日を家を出られないような強い雨・風の可能性もあります。場合によっては長時間停電が起こりうる可能性もあるため事前の準備が必要です。
九州地方や3連休への影響は?
九州の中でも特に太平洋側が非常に大きな影響を受けることが予想されており、宮崎県などの山沿いでは台風14号の影響で48時間降水量が600mm超となり、過去に観測された雨量を上回る可能性があります。その後、20日にかけて東日本~北日本にも大雨や暴風の可能性があり、警戒が必要としている。
宮崎県の雨予想(降水量)
17日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部平野部 | 50ミリ |
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北部平野部 | 50ミリ |
南部山沿い | 50ミリ |
北部山沿い | 50ミリ |
17日0時から18日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部平野部 | 250ミリ |
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北部平野部 | 250ミリ |
南部山沿い | 250ミリ |
北部山沿い | 250ミリ |
その後、18日0時から19日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部平野部 | 400から600ミリ |
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北部平野部 | 400から600ミリ |
南部山沿い | 400から600ミリ |
北部山沿い | 400から600ミリ |
高千穂峡への影響
高千穂峡の人気観光スポットの1つ「高千穂峡貸しボート」は、河川増水のため運休となっています。(営業休止)。
また台風14号の動きによってはさらに雨量が増える可能性も予想されています。
特に進路地に近い地域ではまだ台風の影響を受けていない穏やかなうちに
- 水捌けが良くなるよう雨樋などの清掃
- 窓や雨戸をベニヤ板や梁上テープで補強
- 庭やベランダの飛ばされそうなものをロープなどで止めておく
- 浸水しそうな箇所には土嚢を積む
- ハザードマップを確認したり、避難場所・避難経路の確認
- 飲料水、食糧、モバイルバッテリーの充電をしておく
などの対策が必要です。
海辺の近くでは大荒れ・高潮など予想されるため海を含む川などの水辺には絶対に近づかないようにしましょう。
東京を含む関東地方でも3連休はずっと雨模様の予報。台風14号の進路によって台風の活発な雨雲がかかり予報以上の大雨になるなどなんらかの影響が出る可能性があります。
台風時に備えておきたい防災グッズは?
こまめに台風14号の状況を確認し、事前の準備が必要です。
18日までは特に発生時から台風14号の勢力が落ちずに「非常に強い」勢力のままで進むため全国各地に被害が及ぶ可能性があり注意が必要です。
避難する際にあると良いとされているものは次のとおりです。
飲料水、食糧、常備薬、マスク、おむつ、生理用品、現金、預金通帳、印鑑、健康保険証、身分証、下着、タオル、寝具、雨具、軍手、靴、懐中電灯、ラジオ、モバイルバッテリー、電池、マッチやライター、ティッシュ、ゴミ袋など
以上のようなものをあらかじめリュックサックにまとめておくなどし、状況をみていつでも避難できる様にしておくことが大切です。
事前の準備をしておくことで避難することはなくとも停電や水が止まってしまった際にも対応ができ、慌てずにすみます。
避難の際には台風がひどくなる前に避難することが大切です。