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ヨガとピラティスは動きがよく似ていますが、ヨガが運動効果だけでなく精神的な効果も追求しているのに比べ、ピラティスは肉体の鍛錬に重きをおいています。
心の安定を求めるならヨガを肉体の改造を目的にするならピラティスをと、それぞれの良さがあるので個々の目的に合わせて選ぶことが大切です。
ヨガとピラティスの歴史
ヨガは、インドで5千年以上も前から続けられている行法です。
ポーズをとる体位法、呼吸を調整する呼吸法、意識を集中する瞑想法が融合し合って、心と身体の健康を得ることを目的とし、現代に引き継がれています。
ピラティスは、ドイツ人の看護師がリハビリを目的として生み出した100年以上も続くエクササイズです。
多くのファンがおり、マドンナやトムクルーズなどもピラティスをトレーニングに取り入れているようです。
ヨガとピラティスのそれぞれの特徴と効果
それでは、ここからはヨガとピラティスそれぞれの特徴と効果について解説していきます。
ヨガの特徴と効果
ヨガは上手下手や勝ち負けといったことに関係なく、マイペースでおこなえる健康法で、体を伸ばしたり、ねじったりすることで体の末端まで血液を巡らせ、心身の不調を改善することを目的としています。
国内外でも多くの有名人や一流アスリートが、心身のバランスを整えるためにヨガを取り入れています。
また、ヨガは内臓に適度な刺激を加えて自らを治療するので、「内臓体操」と呼ばれており、また背骨や骨盤のゆがみを正すことから「骨格、矯正体操」とも言われています。
さらに身体を活性化させるだけでなく、前向きな気持ちにする効果もあるのがヨガの特徴です。
仕事や人間関係などで何かとストレスが多く、疲れやストレスが慢性化してしまい、ストレスさえ気づかないのが現代人と言われていますが、ヨガには少しずつそのストレスをはがしてくれる効果があります。
ピラティスの特徴と効果
ピラティスは体の深層部にあるインナーマッスルに働きかけ、脊柱と骨盤を意識したエクササイズです。
ピラティスの運動効果としては、血流が良くなり冷え性の改善効果があります。
また、体の中心部を鍛えることで猫背など姿勢の悪さが正され、お腹まわりの筋肉が引き締まります。
ヨガとピラティスの呼吸法の違い
ヨガは腹式呼吸で、自律神経のうち副交感神経が有利に働き心身ともにリラックスします。
ピラティスは胸式呼吸で、交感神経が有利に働き気持ちをハイにさせます。
ヨガの腹式呼吸とは、背中をまっすぐに伸ばし鼻で大きく3秒かけて息を吸い、次は下腹の力を抜くようなイメージでお腹を引っ込めながら口でゆっくり6秒かけて肺の空気を全部吐きます。
吸うときは良い気を体に取り入れるような気持ちで、吐くときは体の中の悪いものを吐き出すような気持ちでおこないます。
ピラティスの胸式呼吸とは、息を吸い込むときに胸をふくらませて吐くときに胸を縮めさせる呼吸法です。
胸式呼吸は腹式呼吸のようにリラックスが目的ではなく、筋肉を緊張状態に持っていき、基礎代謝を上げて締まった体を作るのが目的です。
まとめ
じわじわと筋肉を作り上げていくのがヨガといえ、ヨガを続けると筋肉がつきながら体が柔軟になり、バランスのとれた美しいボディラインになります。
一方、筋トレとしての即効性を望むなら、インナーマッスルをしっかり鍛えるピラティスが適しています。
呼吸法も違い、自律神経の働きも違うヨガとピラティスですが、どちらも習慣的におこなうことで姿勢がよくなり、血液が体の末端まで巡ります。
日々の暮らしにヨガやピラティスを取り入れて、健やかに過ごしましょう。